回文/き行(1)
あいうえおINDEX
112文。(カッコ)内は出典等。
木がきつう折るを手(た)折るを卯木垣(うつぎがき)(毛吹草六、廻文之発句)
木がきつう切りとり取りき卯木垣(毛吹草追加下、南何)
其角(きかく)めは濡れしか知れぬ嵌句(はめく)書き
木か竹か見すかす霞影高き
木が名は知れき切れし花垣(世話焼草、五)
きかば音(ね)は鴫(しぎ)かや掻きしはね羽がき(毛吹草六、廻文之発句・崑山集)
聞きしに十度(とたび)ひたと錦木(にしきぎ)(はした柴)
雉子(きぎす)とぶ山の端(は)の間(ま)やふと過ぎき(廻文俳諧之歌仙)
木々の名は問へかし買へと花の木々(花をうりに来ければ、崑山集)
聞くにぞ憎き
菊の茎
岸が峻(さが)しき岸が峻(さが)しき(毛吹草追加下、南何)
岸涼ししき岸し涼しき(紙屋川水車集、第二)
きし涼むすずみて泉むすぶらう(ふ)すむ水出(い)でみ涼むすずしき(紙屋川水車集、下)
岸に咲くげんげやげんげ草錦
岸にさく堤に見つつ草錦
岸に野の錦や岸に野の錦(狐の茶袋、三)
岸に野の萩かや垣は野の錦(毛吹草六、廻文之発句・崑山集)
岸の片股(かたもも)鷹の食(じき)(卜養狂歌集)
岸に葉の柳退きなや野は錦(夢見草、五)
来し日こじつつつつじ恋しき(紙屋川水車集、第二)
きし日こそ松が水際(みぎは)に琴のねの床(とこ)にはきみがつまぞこひしき(古版やまとことば)
岸ひこの松が汀(みぎは)に琴の音のとこには君が妻の恋しき(旅立ちの際無事帰宅のまじないに唱えた)
岸間さす夜舟ふるよ冷(すさま)じき(紙屋川水車集、第三)
雉子料(れう)る今や君のみその友と望みの御酒(みき)やまいるうれしき(卜養狂歌集)
寄進の畳弥陀頼む時宜(じぎ)(享保12年信州万句合、廻文歌仙)
きそきそ来(き)木曾木そぎそぎきそきそ木(紙屋川水車集、第八)
木曽の奥主(しう)持つも憂し苦を除き(芦辺の鶴・新編柳多留、10)
北風や草花は咲くやせがたき(魚の歌合)
北のあの滝北のあの滝(世話焼草、五)
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